“悠遠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いうえん33.3%
いうゑん33.3%
ゆうえん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仰げば無量無数の惑星恒星、らんとして、吁嗟ああ億兆何の悠遠いうえんぞ、月は夜行性のの如く、けていよいよ白く、こゝに芙蓉ふようの蜜腺なる雲の糸をたぐりて、天香を吸収す、脚下紋銀白色をなせる雲を透かして
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
自分は悠遠いうゑんなる人生の不可思議を胸に覚えずには居られぬので。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
崇高にして悠遠ゆうえんなる山岳のあこがれを呼びさまされて、自然と、人生との、髣髴ほうふつに接触することができる。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)