“怪音”の読み方と例文
読み方割合
かいおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エトワールの表と裏とには、制服の警官が張りこんでいるのだったけれど、この地底の小さい怪音かいおんは、彼等の耳に達するには余りにかすかであった。一体いったい誰がそのあやしい音をたてたのだろう。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鑿岩車を駆って、怪音かいおんのする地点に向け、最後の突撃を試みました。
「百十五度の方向だよ。まちがえないようにね。……そのうちに、くりッくりッという怪音かいおんが聞こえだすだろう。その音の方向へ進んでいくんだ。多分七八百メートル先に、例のトロ族の哨戒員しょうかいいんか何かがいると思うよ」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)