心残こゝろのこり)” の例文
旧字:心殘
そして白井と杉山とに、「お前方は心残こゝろのこりのないやうにして、身の始末を附けるが好い」と云つて、杉山には金五両を渡した。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それが只一つ心残こゝろのこりで御座いましたので、返ります折に隣りにそれは/\親切な御婆さんが御座いましてそれに気を付けてもらうやうにたのんで置きました
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)