“心垢”の読み方と例文
読み方割合
しんく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吒吉尼天は魔だ、ぶつだ、魔でない、ほとけでない。吒吉尼天だ。人心を噉尽かんじんするものだ。心垢しんくを噉尽するものだ。政元はどういう修法をしたか、どういう境地にいたか、更に分らぬ。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ないし、いやしくも、いまだその心垢しんくを滅せざれば、無数生死の千変万化あるなり。これによりて、幽霊ここに死し、かしこに生まるることあり。たとうれば、人のその屋廬おくろを移易するがごとし
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)