徳行とくぎょう)” の例文
おめえは徳行とくぎょうにふじという女がいる、その女はおめえの子を産んだ、とおさいは叫んだ。この恥知らず、よくもおんだらをだましたな。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
三十二号船の「銀」といえば、徳行とくぎょうでも浦粕うらかすでもだれより娘たちにもてる若者、として知らない者はなかった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
土堤の上はずっと上流の徳行とくぎょう町まで続く道があり、人の往来はあまりないが、話しながら通る者があると、四じょう半で机に向っていても、その話し声はよく聞えた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
土堤の上はずっと上流の徳行とくぎょう町まで続く道があり、人の往来はあまりないが、話しながら通る者があると、四じょう半で机に向っていても、その話し声はよく聞えた。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)