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御鷹
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おたか
ふりがな文庫
“
御鷹
(
おたか
)” の例文
いや、
御鷹
(
おたか
)
をあつかわせては、
黄瀬川
(
きせがわ
)
弁馬は、一人前じゃろう。——だが、まるで貴様は、世間を知らんじゃないか。
御鷹
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御鷹
(
おたか
)
の
餌
(
え
)
を集める鳥刺しの中には、三間余りの竹竿を持って行って、あんなにはしっこい小鳥を
黐
(
もち
)
で刺すのですから、並大抵の手練じゃございません。
銭形平次捕物控:019 永楽銭の謎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お高は畑の
畦
(
あぜ
)
に雑草のはえている道を通って、
御鷹
(
おたか
)
部屋御用屋敷のある一囲いのほうへ歩いて行った。
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
御鷹
(
おたか
)
の獲物はかかり次第、
圜
(
まる
)
を揚げねばなりませぬと、なおも重玄を
刺
(
さ
)
さんとせし所へ、上様にはたちまち
震怒
(
しんど
)
し給い、
筒
(
つつ
)
を持てと御意あるや否や、日頃
御鍛錬
(
ごたんれん
)
の
御手銃
(
おてづつ
)
にて
三右衛門の罪
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
大川を
隔
(
へだ
)
てた向う側の、橋場の半分は持つてゐるといふ大地主で、將軍樣
御鷹
(
おたか
)
狩りや遠乘りの時は、座敷を開け渡して、中食の場所に提供するといふ家柄でした。
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
富士司の御鷹匠は
相本喜左衛門
(
あいもときざえもん
)
と云うものなりしが、其日は上様御自身に富士司を合さんとし給うに、
雨上
(
あまあが
)
りの
畦道
(
あぜみち
)
のことなれば、思わず
御足
(
おんあし
)
もとの狂いしとたん、
御鷹
(
おたか
)
はそれて空中に飛び揚り
三右衛門の罪
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
鷹
漢検準1級
部首:⿃
24画
“御鷹”で始まる語句
御鷹部屋
御鷹場
御鷹所
御鷹方
御鷹狩
御鷹野