“おたか”の漢字の書き方と例文
語句割合
御鷹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御鷹おたかの獲物はかかり次第、まるを揚げねばなりませぬと、なおも重玄をさんとせし所へ、上様にはたちまち震怒しんどし給い、つつを持てと御意あるや否や、日頃御鍛錬ごたんれん御手銃おてづつにて
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
大川をへだてた向う側の、橋場の半分は持つてゐるといふ大地主で、將軍樣御鷹おたか狩りや遠乘りの時は、座敷を開け渡して、中食の場所に提供するといふ家柄でした。
富士司の御鷹匠は相本喜左衛門あいもときざえもんと云うものなりしが、其日は上様御自身に富士司を合さんとし給うに、雨上あまあがりの畦道あぜみちのことなれば、思わず御足おんあしもとの狂いしとたん、御鷹おたかはそれて空中に飛び揚り
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)