“御精”の読み方と例文
読み方割合
ごせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「爺や、御精ごせいが出るね。お前こちらの奥様おくさんのお宅に長らく御奉公してるの。」
「まあ、御精ごせいが出ますこと。——坊ちゃんはどうなさいました?」
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「では、その御褒美のおつもりなのでしょう。いッそありがたくいただいておきなされませ。そして、いちばい御精ごせいをこめて、いつかいちどいおさくを打って、お目にかけたらよいではありませんか」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)