御母様おつかさん)” の例文
旧字:御母樣
宮か、宮は別にどうといふ事は無いのだ。御父様おとつさん御母様おつかさんよろしいやうにと云ふので、宮の方には異存は無いのだ、あれにもすつかり訳を
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
最早もうあの顔を見ぬ決心で出て参りました、まだ私の手より外誰れの守りでも承諾しようちせぬほどのあの子を、だまして寐かして夢のうちに、わたくしは鬼に成つて出て参りました、御父様おとつさん御母様おつかさん
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)