御器量ごきりやう)” の例文
そしてたゞ御器量ごきりやうの方ばかりではなく、おたしなみの方でもさうだつたのですの。あの方は歌をお歌ひになるのですよ。どなたか殿方とのがたのお一人がピアノで伴奏ばんそうをなさいました。
一番言込いひこめ閉口へいこうさせんと思ひ天下に於て御器量ごきりやう第一と云ふ御奉行樣にも弘法こうぼふも筆の過失あやまちさだめ惡口あくこうと思召すならんが罪なく死したる彦兵衞が身は如何遊ばさるゝやと口々に申故大岡殿皆々默止だまれおほせられしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)