御入内ごじゅだい)” の例文
もしそんなことがあったらと大御心おおみこころが動いて、先帝の后の宮へ姫宮の御入内ごじゅだいのことを懇切にお申し入れになった。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
宮の御入内ごじゅだいの時に童形どうぎょう供奉ぐぶして以来知り合いの女房が多くて中将には親しみのある場所でもあった。源氏の挨拶あいさつを申し上げてから、宰相の君、内侍ないしなどもいるのを知って中将はしばらく話していた。
源氏物語:28 野分 (新字新仮名) / 紫式部(著)