“従卒”のいろいろな読み方と例文
旧字:從卒
読み方割合
じゅうそつ50.0%
ボーイ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孫軍曹は、私邸に呼ばれている心安さや、部屋の様子や、大佐の態度に、従卒じゅうそつ時代の親しみを感じながら、ぼそぼそと云った。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
孫軍曹は、沈大佐がまだ少佐の時従卒じゅうそつとなって、以来順調にここまで来た。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
ほおばり「むむ、少し……甲板かんぱんに出ておると……腹が減るには驚く。——従卒ボーイ、菓子を持って来い」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
おりから従卒ボーイのうずたかく盛れる菓子皿持ち来たりて、士官次室ガンルームの話はしばし腰斬ようざんとなりぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)