“後見人（こうけんにん）” の例文
あんな立派（りっぱ）な後見人（こうけんにん）を持って、シグナルもほんとうにしあわせだと言われるぜ。まとめてやれ、まとめてやれ
シグナルとシグナレス (新字新仮名) ／ 宮沢賢治(著)
カピ長　確（しか）とさやうか？　あの倅（せがれ）には、つい二年程前（ねんほどまへ）かたまでは、後見人（こうけんにん）が附（つ）いてをった。
ロミオとヂュリエット：03 ロミオとヂュリエット (旧字旧仮名) ／ ウィリアム・シェークスピア(著)
それは後見人（こうけんにん）となっている伯父（おじ）のパトリック・マンディが保管して、いくつにも分割して確実な事業に投資していたので、ベシイ・コンスタンス・アニイ・マンディの実際の所得は
浴槽の花嫁 (新字新仮名) ／ 牧逸馬(著)
だが、三法師君は、まだきわめて幼少であったため、もっぱら信長の遺業（いぎょう）を左右し、後見人（こうけんにん）となっている者はすなわち、ここ、にわかに大鵬（たいほう）のかたちをあらわしてきた左少将羽柴秀吉（さしょうしょうはしばひでよし）。
神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
「なんだと。おれはシグナルの後見人（こうけんにん）だぞ。鉄道長の甥（おい）だぞ」
シグナルとシグナレス (新字新仮名) ／ 宮沢賢治(著)