彼嶺あれ)” の例文
何でも彼嶺あれさえ越せばと思って、前の月のある朝ひど折檻せっかんされたあげくに、ただ一人思い切って上りかけたのであった。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)