“彫跡”の読み方と例文
読み方割合
ほりあと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老婢が気を附けて、しなびぬやうにと井戸端の水桶の中に、私の燈籠は前夜もその前夜も入れられてあつたのですが、それにも関らず青白かつた彫跡ほりあと錆色さびいろを帯び、青い地は黒い色になつて居るのです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)