“彫兼”の読み方と例文
読み方割合
ほりかね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書肆ほんやからは頻々ひんぴんと矢の催促をうけるので、版木彫はんぎぼりすりをひきけている彫兼ほりかね親爺おやじはきょうも、絵師の喜多川春作の家へ来て、画室に坐りこんでいた。
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、彫兼ほりかねのおやじが、その日も又、催促に来て、外から戸をたたいた。
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)