げん)” の例文
霞亭が京都に遊学してゐた第二年、寛政十年に霞亭の弟げんが的屋から出て来た。そして霞亭の友源玫瑰げんまいくわいと云ふものに師事した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
九月上旬には少しくむだ。「九日有登七老山之期、臥病不果、口占。望山不得登。対酒不思嘗。枕辺如欠菊。何以過重陽。」十九日には亡弟げんの法要を営んだ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
霞亭の二十歳になつた寛政十一年の夏、弟げんは京都より的屋に帰つて、其秋十六歳で早世した。渉筆に、「翌年(戊午翌年)夏、帰省在家、九月十九日没、年十六歳」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)