当番ウオッチ)” の例文
旧字:當番
そのキャリフォルニアン号の船橋ブリッジに立っていた当番ウオッチの二等運転士ジョナサン・ケリイは、海の白象の如く緩やかな歩調で近づいて来る一大氷山を認めて
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
十一時四十分——タイタニックが氷山と衝突した瞬間——鳥渡甲板の燈が消えたように思ったが、それを見ても彼は、単に当番ウオッチ以外の者が寝に就いたので消燈したのだろうと別に気に留めなかった。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)