たすく)” の例文
下りようと思っていたら、上って来たエレベーターの中から橋本さんの佳子よしこさんとその弟のたすく君が現われたのである。
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
安達君は電気ストーブの側に陣取って、先週見た雑誌の頁をはぐり始めた。間もなく戸が開いたから振り返ったら、たすく君がニコ/\笑いながら入って来た。
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
具合の悪いことに、佳子さんの弟のたすく君がノコッと出て来た。正面まともに顔を合せてしまったから退っ引きならない。
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)