強兵つわもの)” の例文
怖ろしい強兵つわものにでも迫ってゆく時のように、七郎は、脚のつがいがふるえてきた。どうにも、脚がある程度を越えられない気がした。いっそのことやめて引っ返そうかとまどった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)