“弟宮”の読み方と例文
読み方割合
おとみや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その一ノ宮は、福原から箱船で土佐の国へ送られて行ったが、もう一人の弟宮おとみやの宗良は、なおも陸路を追われ、須磨、明石からやがて播磨路はりまじへ入っていた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女々めめしいぞ、弟宮おとみやいいを食べながら涙を垂れるとは、何事かよ。女の腐ッたような」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここのとりでの難攻不落なさまも見よ。……のう、気を強う持て、弟宮おとみや
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)