)” の例文
鼻緒のるんだ下駄は雪に埋って、指は紅く凍えて、見るからに血の枯れた白髪しらがは風に吹かれていたましげであった。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
鳥屋で鳥類を買っても悪くすると十日も十五日も過ぎた鳥を売っています。腹から尻の方へ手を当ててみて非常にるんでいるような鳥は決して新らしいものでありません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)