だる)” の例文
そうして皆睡気を感じて寝台へ行く人が多くなった。ラシイヌも睡気を感じたので立ち上がって寝台へ行こうとした。不思議とどうにも体がだるい。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
発熱前の身体はザワザワと、なんともいえぬだるい気持がします。
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
葉之助の全身はだるかった。ひどく頭が茫然ぼんやりしていた。手足の節々が痛かった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「変に苦しい。変にだるい。……骨や筋が融けそうな気がする」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)