“店框”の読み方と例文
読み方割合
みせがまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店框みせがまち、捨石の上に、腰をおろして、汗を入れたり、水を飲んだりする人の中に、まだ止まぬ遠音の囃子につれて、潮吹ひょっとこは、ほとんど疲れを知らぬ機械人形からくりにんぎょうのように
すごい眼の玉をむいて、いまにも吠えつきそうな顔をしていた那珂川原なかがわらかんとかいうお菰は、ふと、その眼をふせ、首をたれ、片あぐらを乗せていた店框みせがまちから身を退くと
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで老公は、少々、足のつかれを思い出して、折もよしと、店框みせがまちの端に腰かけていた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)