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店屋物
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てんやもの
ふりがな文庫
“
店屋物
(
てんやもの
)” の例文
煮売屋
(
にうりや
)
すなわち飲食店の出現はその一つである。いわゆる
店屋物
(
てんやもの
)
の主たるものは餅と団子、一方にはまた粗末ながら酒の
肴
(
さかな
)
であった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「あつしは
裸馬
(
はだかうま
)
で、何處へ轉がしたつて怪我はしません。それに小夜菊は、あつしに
店屋物
(
てんやもの
)
一つ取らせないやうに、それは/\氣をくばりますよ」
銭形平次捕物控:281 用心棒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
いくら新宿をそばに控えているからといって、今どきの場末の稽古師匠が毎日
店屋物
(
てんやもの
)
を取ったり、刺身を食ったり、そんなに贅沢ができる筈がねえ。
半七捕物帳:08 帯取りの池
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
店屋物
(
てんやもの
)
くふ供の手がはり 来
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
早くて一と月先、遲くなれば來月の末だとよ、その間俺の叔母は、此處へ留守番に泊り込みだから、叔母の家に厄介になつて居る俺は、日に三度
店屋物
(
てんやもの
)
を
銭形平次捕物控:264 八五郎の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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下女が房州へ歸つてゐると言ふから、
昨夜
(
ゆうべ
)
あたりは
店屋物
(
てんやもの
)
を取つてゐるに違げえねえ。
銭形平次捕物控:097 許婚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
下女が房州へ帰っているというから、昨夜あたりは
店屋物
(
てんやもの
)
を取っているに
違
(
ちげ
)
えねえ。
銭形平次捕物控:097 許嫁の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「まア、そん事で、尤も、日に三度
店屋物
(
てんやもの
)
を取つちや、あつしの身上が保たねえ」
銭形平次捕物控:272 飛ぶ若衆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
昔
噺
(
ばなし
)
をしたり、
毱
(
まり
)
をついたり、
草双紙
(
くさざうし
)
を讀んだり、綾取りをしたり、雨降り續きでお客がないから、何しろ退屈でせう、——頬つぺたを嘗められたのはおまけですが、三度々々が
店屋物
(
てんやもの
)
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
店
常用漢字
小2
部首:⼴
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“店屋”で始まる語句
店屋
店屋町