幾筐いくかご)” の例文
いまだ悟らぬか。五つのパンを五千人に分ちて、そのあまり幾筐いくかごひろい、また七つのパンを四千人しせんにんに分ちて、そのあまり幾籃いくかごひろいしかを覚えぬか。我が言いしはパンの事にあらぬをなんぞ悟らざる。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)