“幾立”の読み方と例文
読み方割合
いくたて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早乗りの駕籠かごは毎日幾立いくたてとなく町へ急いで来て、京都の方は大変だと知らせ、十九日の昼時に大筒おおづつ鉄砲から移った火で洛中らくちゅうの町家の大半は焼けせたとのうわさをすら伝えた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)