“幾秋”の読み方と例文
読み方割合
いくあき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどそのたらたら坂を下りた、この竹藪のはずれに、草鞋わらじ、草履、駄菓子の箱など店に並べた、屋根はかやぶきの、且つ破れ、且つ古びて、幾秋いくあきの月やし、雨や漏りけん。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)