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幺微
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かすか
ふりがな文庫
“
幺微
(
かすか
)” の例文
夜の静なるを動かして、かの
男女
(
なんによ
)
の
細語
(
ひそめき
)
は
洩
(
も
)
れ
来
(
き
)
ぬ。
甚
(
はなは
)
だ
幺微
(
かすか
)
なれば聞知るべくもあらねど、
娓々
(
びび
)
として絶えず枕に打響きては、なかなか大いなる声にも増して
耳煩
(
みみわづら
)
はしかり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼方
(
あなた
)
もその
幺微
(
かすか
)
なる声に語り語りて
休
(
や
)
まざるは、思の
丈
(
たけ
)
の
短夜
(
たんや
)
に余らんとするなるか。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
女は
幺微
(
かすか
)
なる声して答へけれど、
打萎
(
うちしを
)
れて、なかなか立ちも
遣
(
や
)
らず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
幺
漢検1級
部首:⼳
3画
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
“幺”で始まる語句
幺
幺蟲