“幹子”の読み方と例文
読み方割合
みきこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幹子みきこ目蓋まぶたは、もう開けられないほど重くなって来ました。けれどお月様は、やっぱり窓からお母様や幹子の寝床をてらしました。
(新字新仮名) / 竹久夢二(著)
と、妹の幹子みきこに援けられながら、雪の中へ歩いて来た。肩を丸くつつんでいるみのの厚さにも、雪の冷えを胎児に及ぼすまいとする心づかいが見えていた。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幹子みきこは、このごろ田舎いなかの方から新しくこちらの学校へ入ってきた新入生でした。髪の形も着物も、東京の少女にくらべると、かなり田舎染みて見えました。
大きな蝙蝠傘 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)