“幹肌”の読み方と例文
読み方割合
みきはだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
築山風なかえでの樹の間へも持って行き、すっかり葉が落ちて幹肌みきはだのあらわな梧桐あおぎりの根元のところへも持って行った。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
黒ずんだ荒い幹肌みきはだの梅の樹が行く先に立ちはだかっている。うんと手に力を入れたような枝の上の方には細い枝が重なり合って、茂った葉蔭は暗いほど憂鬱だ。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)