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幸堂得知
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かうだうとくち
ふりがな文庫
“
幸堂得知
(
かうだうとくち
)” の例文
ある夏の事、御多分に洩れぬ
幸堂得知
(
かうだうとくち
)
氏が夫人の
不在
(
るす
)
を
覗
(
ねら
)
つて無駄話に尻を腐らせてゐると、表を鰯売が通つた。幸堂氏は急に話を
止
(
や
)
めた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
見れば
雜踏
(
こみあひ
)
の中を飄然として行く後ろつき
菊五郎
(
おとはや
)
に似たる
通仕立
(
つうじたて
)
の
翁
(
おきな
)
あり誰ぞと見れば
幸堂得知
(
かうだうとくち
)
氏なり
偖
(
さて
)
は我々の行を送らんとして
此
(
こゝ
)
に來て逢はぬに
本意
(
ほい
)
なく歸るならん送る人を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
幸
常用漢字
小3
部首:⼲
8画
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
“幸堂”で始まる語句
幸堂