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幅利
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はばき
ふりがな文庫
“
幅利
(
はばき
)” の例文
据えて動かなかったればこそ、お得意が固定して、もう押しも押されもしません。これでも組合へ行けば、
幅利
(
はばき
)
きの方ですよ。旦那も一つ腰を据えて、動かないで下さい
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
政友本党では
幅利
(
はばき
)
きの吉植
庄一郎
(
しょういちろう
)
氏の令息で、法学士で、政治ぎらいの、印旛沼は
出津
(
でづ
)
の開墾家の、お人よしの、どこか抜けている坊さん風の、歌人の、わが友庄亮が頭を叩いて
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
梅にはチと気の毒ではあるが、何せよ今ま海軍部内では第一の
幅利
(
はばき
)
き、愈々
露西亜
(
ロシヤ
)
との戦争でもあれば少将か中将にもならうと云ふ勢、梅の
良人
(
をつと
)
として決して不足が有るとは思はれぬ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
見るとそれは、
棟梁仲間
(
とうりょうなかま
)
のうちでも、最も古手で
幅利
(
はばき
)
きな——そしてきのうから変った新奉行の藤吉郎に対しては、誰よりも露骨に、反抗を示していたあばた顔の大工の棟梁であった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
幅
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“幅”で始まる語句
幅
幅広
幅員
幅狭
幅物
幅廣
幅對
幅濶
幅下
幅木