“幄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とばり66.7%
あげばり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また美作久米郡倭文しとり東村大字戸脇字悪多位あくたいは、アクタに作った居、すなわち邑落ゆうらくで、近江滋賀郡石山寺の附近の幄谷あくたにの地名は、かつて勅使参回の折に、とばりを張った所ともいい
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
公事くじ根源』を見るに中朝この遊び盛んに、円融帝寛和元年二月十三日に行われたのは殊にふるった物だったらしく、とばりの屋を設けまくを引き廻らし、小庭とて小松をひしと植えられたりとある。
舞台の他にはなおあげばり(天幕)が設けられた。貞観の時は東西三宇ずつで、それが楽人・勅使・諸大夫等の席になっている。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)