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幃
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い
ふりがな文庫
“
幃
(
い
)” の例文
一夜
(
いちや
)
涼風
(
りょうふう
)
を銀座に追う。
人
(
ひと
)
肩
(
かた
)
を
摩
(
ま
)
す。正に
是
(
これ
)
連袵
(
れんじん
)
幃
(
い
)
を成し
挙袂
(
きょべい
)
幕を成し
渾汗
(
こんかん
)
雨を成すの壮観なり。良家の児女盛装してカッフェーに出入す。
偏奇館漫録
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
枕山が求むる
莫
(
なか
)
れ
杜牧
(
とぼく
)
兵を論ずるの筆。かつ検せよ淵明が飲酒の詩。小室に
幃
(
い
)
を垂れて旧業を温めん。
残樽
(
ざんそん
)
断簡これ生涯。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
過
(
こ
)
ユルヲ妨ゲンヤ/菲才未ダ必ズシモ清時ヲ補ハズ/求ムル莫カレ杜牧ノ兵ヲ論ズルノ筆ヲ/且ツ検セヨ淵明ノ飲酒ノ詩ヲ/小室
幃
(
い
)
ヲ垂レテ旧業ヲ温ム/
残樽
(
ざんそん
)
断簡是レ生涯〕
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
幃
漢検1級
部首:⼱
12画
“幃”を含む語句
幃帳
霊幃