常臥とこぶ)” の例文
常臥とこぶしの身の、臥しながら見るかすかな境地である。主観排除せられて、虚心坦懐きょしんたんかいの気分にぽっかり浮き出た「非人情」なのではなかろうか。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)