“帆力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんりょく50.0%
ほぢから50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初の計画は、必ずしも、機関を要せずとも、帆力はんりょくを応用することによって成算を立てたけれども、どうしても補助機関が欲しくなるのは道理である。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
櫓櫂ろかいだけの兵船も多いが、身うごきの重い大船はみな帆力ほぢからを借りていた。とかく船列は一致しない。何しろ、お座船からの命令一下では、ただちに敵前上陸へ移る将士をどれも満載している。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)