布袋ぬのぶくろ)” の例文
謙遜けんそん布袋ぬのぶくろの中へ何もかもほうり込んでしまう態度を取りにかかった。世の中は無事でさえあればいというのなら、これでよかったのだ。
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それを聞くと吉次が、あ、そうじゃ、といいながら、国民服のわきポケットから小さな布袋ぬのぶくろをとりだし
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)