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峽間
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はざま
ふりがな文庫
“
峽間
(
はざま
)” の例文
新字:
峡間
そして、峰々の上の夕空に星が輝き、相迫つた
峽間
(
はざま
)
の奧の闇の深い中に温泉宿の燈影を見出した時は、三人は思はず大きな聲を上げたのであつた。
みなかみ紀行
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
岩の
峽間
(
はざま
)
の
白樫
(
しらがし
)
の
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
日は眞晝、眼前の瀬は日光を受けて銀色に光り、
峽間
(
はざま
)
の風は極めて
清々
(
すが/″\
)
しく吹き渡り、
細
(
こま
)
かな榎の枝葉は斷えず青やかな響を立てゝそよめいてゐた。
古い村
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
たゞ谷川の瀬の音が澄んだ響を冴え切つた
峽間
(
はざま
)
の空に響かせて、星がきら/\と干乾びて光つて居る。
姉妹
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
お膳を出されたのは、廊下に疊の敷かれた樣な所であつたが、居ながらにして眼さきから直ぐ下に押し
降
(
くだ
)
つて行つてゐる
峽間
(
はざま
)
の嶮しい傾斜の森林を見下すことが出來た。誠によく茂つた森である。
鳳来寺紀行
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
▼ もっと見る
つぎつぎに繼ぎて落ちたぎち杉山のながき
峽間
(
はざま
)
を落つる溪見ゆ
樹木とその葉:08 若葉の頃と旅
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
朝だちの足もと暗しせまりあふ
峽間
(
はざま
)
の路にはだら雪積み
みなかみ紀行
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
峽
部首:⼭
10画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“峽”で始まる語句
峽
峽江
峽上