“峰岳”の読み方と例文
読み方割合
みねたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国境の山、赤く、黄に、峰岳みねたけを重ねてただれた奥に、白蓮の花、玉のたなそこほどに白くそびえたのは、四時しじに雪を頂いて幾万年の白山はくさんじゃ。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、姿は天より天降あまくだったたええんなる乙女のごとく、国を囲める、その赤く黄にただれたる峰岳みねたけを貫いて、高く柳の間にかかった。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)