岩城いわき)” の例文
允成は天保てんぽう二年六月からは、出羽国亀田かめだの城主岩城いわき伊予守いよのかみ隆喜たかひろに嫁した信順のぶゆきの姉もと姫に伺候し、同年八月からはまた信順の室欽姫附かねひめづきを兼ねた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
もし女がそんなことをいわなかったら、天にとどいたかも知れぬと、土地の人たちはいっております。(郷土研究一編。福島県岩城いわき郡草野村絹谷)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
岩城いわき新免しんめんにござりますが、なにぶん折りあしくこのきりで……」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)