“岩城(いはき)” の例文
当国岩城(いはき)は人のしりたる安寿姫対王丸の生国なり、さればむかしの人此御ふたりを岩城山の神にまつりて社(やしろ)今に在り。
去年あの方(かた)のお国から出ておいでになつた岩城(いはき)さんが、私等夫婦をもすこし開(あ)け広げな間柄であらうとお思ひになつて、あの方(かた)のことをいろ/\とお話しになつた時に
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
当国岩城(いはき)は人のしりたる安寿姫対王丸の生国なり、さればむかしの人此御ふたりを岩城山の神にまつりて社(やしろ)今に在り。
岩城(いはき)さんはあなたよりまた二つ三つ上なのでせう、であつて見ればあの方(かた)の髪にはもう白い毛が出来て居るでせう、お目の下の皮膚から紫色になつた血が透(す)いて見えるでせう。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
岩城(いはき)さんが某氏の後添(のちぞひ)にあの方(かた)を世話しやうかと思ふと云つておいでになつた時に、私は滑稽なことを云ふ人であると思つて笑つたのでしたが、あの時はあなたも傍(そば)においでになつて
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)