岩代国いわしろのくに)” の例文
時に棟に通ずるくだん階子はしごを棟よりして入来いりきたる、岩代国いわしろのくに麻耶郡まやごおり猪苗代の城、千畳敷のぬし、亀姫の供頭ともがしら、朱の盤坊、大山伏の扮装いでたち、頭にさいのごとき角一つあり、まなこつぶらかにつらの色朱よりも赤く、手と脚
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
古来有名なる、岩代国いわしろのくに会津の朱の盤、かの老媼茶話ろうおんさわ
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)