岡野おかの)” の例文
帰りに岡野おかのへ寄って、与次郎は栗饅頭くりまんじゅうをたくさん買った。これを先生にみやげに持ってゆくんだと言って、袋をかかえて帰っていった。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
児玉こだま氏は越前国敦賀つるがの城主酒井さかい右京亮うきょうのすけ忠毗ただやすの家来某のむすめであった。二百石八人扶持の家である。与四郎の文内に弟があり、妹があって、彼を宗兵衛そうべえといい、これ岡野おかのといった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
御新造ごしんぞ様、わたくしは余計な事を申すようでございますが、岡野おかの太夫だゆう様なぞは、以前は殿様/\と申上げたお方だが、拙宅うちへお手紙で無心をなさるとは、どのくらいの御苦労か知れません
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)