山詰やまづ)” の例文
いかにも、山詰やまづめの武士らしい膝行袴たっつけばかまばきの影が十人ばかり、各〻短槍たんそうげて、獣群を放したように草ぼこりを立って来た。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)