“山砂”の読み方と例文
読み方割合
やまずな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大正十三年の夏、僕は室生犀星むろふさいせい軽井沢かるゐざはの小みちを歩いてゐた。山砂やまずなもしつとりと湿気を含んだ、如何いかにももの静かな夕暮だつた。僕は室生と話しながら、ふと僕等の頭の上を眺めた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)