山爺やまじじい)” の例文
そこで、讃歎すると、上流、五里七里の山奥からいきのまま徒歩で運んで来る、山爺やまじじいの一人なぞは、七十を越した、もう五十年余りの馴染なじみだ、と女中が言った。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)