尾栓びせん)” の例文
「拙者五年の苦心は、大筒の尾栓びせん螺線止ねじどめであった、今までの大筒は、五貫目玉を強薬つよぐすりで撃ち出すと、たった一発で尾栓が破裂したが、これからはもう、その心配は無い——が」
江戸の火術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)