“尖瑞”の読み方と例文
読み方割合
せんたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は縁側に立ちながら手鏡で髪をさばいている夫の方へは眼をやらずに、三角に切られた左の拇指おやゆびの爪の、ぴかぴか光る尖瑞せんたんを間近く鼻先へ寄せながら云った。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)