小剣こづか)” の例文
旧字:小劍
「さてこそ曲者くせもの!」と甚五衛門は、思わず空を振り仰いだ。「えい!」と空に掛け声あって、発止はっしと飛びくる鋭い小剣こづか。それを片袖に縫い止めながら甚五衛門は大音に
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)